水泳でスリムになるには、筋力トレーニングも同時に取り入れるのがポイント

スポーツ選手に見る適応反応

同じ陸上選手でも、短距離走のランナーの筋肉は太い一方でマラソンランナーの筋肉量はそれほど多くはないそうです。これは早さとパワーが必要な短距離走と、持久力を維持するため体重が軽い方が有利となる長距離走の違いによるものだと説明されています。

つまりスポーツ選手の体というのは、トレーニングを続けていくうちにその種目に適した状態に変化していくという訳です。そもそも人体というのは適応反応といって、置かれた環境に適応できるように変化する性質を持っているのです。

意外と体脂肪の多い水泳選手

マラソンランナーの体は省エネ型の代表と言えますが、水泳を有酸素運動として行っている人の体も省エネ型だと言われています。これは長い時間泳ぎ続けるには余分なエネルギーを使わない方が都合が良いためだからです。同時に水泳をしている人の体脂肪率はスポーツ選手としては比較的多く、女性が10%から16%、男性でも8%から12%となっています。10%かそれより下だという陸上のトップアスリートより体脂肪が多いのは数字の上からも明らかでしょう。

もし水泳選手の体脂肪が少なかったら、水に浮かびにくくなってしまうので、これも適応反応の結果だと言えます。
減量の為にスイミング教室などに通ったら、痩せられたという人もいるでしょうが、その人は適応反応で省エネ型体質になった一方、体脂肪もそれなりに残っているものと思われます。

省エネ型の体質はカロリーの消費量が少ない

ただ省エネ型の体質になってしまうと、筋肉量が減って代謝が悪くなり、体内の脂肪も燃えにくくなってしまいます。いくら泳いでいると言っても、省エネ型の体ではカロリーの消費量も限られてきますし、基礎代謝も悪くなるため、普段の生活で使うカロリーの量も少なくなってしまうでしょう。お腹周りが気になって水泳を始めたけれど、なかなか思うような結果が出ないという人もいるかもしれません。

カロリーの消費量を増やしたいなら、筋肉を付けなくてはなりません。しかし水泳をはじめとする有酸素運動では、体脂肪を燃やしにくい体質になってしまうので、他に筋力をつけるためのトレーニングを取り入れる必要があるでしょう。

そうすれば、水泳をしながら代謝も良くなるので、痩せやすい体つくりが出来るはずです。